【タチウオ釣り】釣り方は誘いと食わせのルアーアクションが重要

タチウオ
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「タチウオ釣りに行ったけど、仕掛けの動かし方が分からない・・・。」

「周りは釣れてるけど、自分だけ釣れない・・・。」といったことはありませんでしょうか。

もしかしたら、仕掛けや誘い方(アクション)、レンジを変えると、一気に釣果が改善するかもしれません!

僕自身も様々な土地でタチウオ釣りを行ってきましたが、場所が変わると、いつも釣れている釣法や技を用いても安定した釣果が得られる事はありませんでした。

その時学んだ事は、「釣果を得るためには今とは違った事を試す事」です。もっとシンプルに言うと、「仕掛け・アクション・レンジを変える事」でした。

仕掛けやアクション、レンジを変えると言っても、初めて使用する仕掛けやルアーは動かし方も使い方も分からない為、億劫になってしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこで今回は仕掛け毎のアクションについて解説していきたいと思います。

一緒に確認していきましょう!

この記事を見ると下記が解決できます。

  • ワインド・ジギング・一般的なルアー・テンヤのアクション方法
  • 上記を使った戦術

タチウオ釣り 仕掛けの種類

ワインド仕掛けで釣れたタチウオ

タチウオ釣りに用いられる仕掛けは複数種類あります。

例を挙げるとワインドジギング、一般的なルアーを用いた釣り、テンヤ、ウキ釣りなどがあります。

仕掛けの詳細や選び方が気になった方は≪タチウオ釣り仕掛け・選び方のポイント≫をご覧ください↓

自分が通っているフィールドや状況に合わせた仕掛け選びに迷った方は≪タチウオ釣り時期・場所選び≫をご覧ください↓

ワインド

ワインドで使用されるルアー

タチウオ釣りで最も代表的な釣法の1つです。専用のジグヘッドにワームをセットし、ダートさせて狙う釣法になります。

アクション

ワインド仕掛けで狙う際のアクションはダートが一般的ですが、使い手によってダートのバリエーションが様々です。素早いダートやテンポをゆっくりにしたダート、表層で行うダートやボトムで行うダート等です。

アクションの例を挙げてみましょう。

  1. 通常ダート:ワンピッチジャーク(ご自身の基準になります)
  2. 遅めダート:ワンピッチジャーク+少しテンポを遅くする ➔ ダート幅が広くなる、食わせ間が長い
  3. 早めダート:ワンピッチジャーク+少しテンポを速くする ➔ ダート幅が狭くなる、見切るスキを与えない
  4. 表層ダート:ワンピッチジャークを表層で行う ➔ 表層へアピール
  5. 中層ダート:ワンピッチジャークを中層で行う ➔ 中層へアピール
  6. 低層ダート:ワンピッチジャークを低層で行う ➔ 低層へアピール

反応がない時にはジグヘッドを重くしたり、ワームの大きさを上げる事が有効です。沈下速度や水の抵抗が変わるので、ジャークした際のアクション(ダート幅、レンジ)が異なってきます。

また、ダートで食わない場合はただ巻きでも有効です。

ワインド お試し戦術

ワインド釣法で狙ってみると、次のような流れです。

  1. セットしたリグを手前、少し沖側、一番沖側へキャスト、フリーフォールボトムまで沈める。その際秒数をカウント(今回は最大15秒と仮定)、秒数が異なる境目(ブレイク)を把握。ワンピッチジャークでダートさせながら回収。
  2. ブレイクよりも沖側へキャストし、表層をジャークで探る。
  3. キャストし、7~8秒沈め、中層をジャークし探る。
  4. キャストし、15秒沈め、低層をジャークし探る(5~6回ジャークした後、フォールで底までカウントしながら沈める。その秒数でどのくらいの層まで上昇したかが分かります)。
  5. 2.~3.を様々な方向へ試す。
  6. 反応がない、あっても食い切らなければ、遅めダートや早めダート、ただ巻きを試す。
  7. それでも反応がなければ、重さ、カラーを変更し、2.~7.を繰り返す。
  8. 反応がなければ仕掛けを変更。

ジギング

タチウオ釣りで使用されるメタルジグ

メタルジグと呼ばれる鉛の塊を動かして釣る釣法。

アクション

メタルジグのアクションと言えば、青物狙いでよく見かける素早く力強く動かすアクションが一般的です。一方タチウオジギングは青物狙いのアクションとは異なり、なるべくスローを意識する事が最も重要です。基本的にはジャーク、フォールを組み合わせたアクションで狙います。

アクションの例を挙げてみましょう。

  1. スロージャーク:ロッドを上下に動かしながら、巻いてくるアクション。(ロッド角度の目安は時計2時から1時、リールの巻取りはロッド1上下でハンドル1回転)。スローを意識して行う。
  2. フォール:アクションを止めて、カーブフォールで沈める。
  3. リフト&フォール:ロッドを優しく持ち上げ、リフトされたメタルジグをカーブフォールでゆっくり沈める(ロッド角度の目安は時計3時から1時)。

タチウオ釣りではリフトとフォールがメインのアクションになる為、反応がなければメタルジグの重さを変更することが重要です。特にフォール時のバイトが多いので、メタルジグを軽くするとフォール時間を長くし、食わせの間を長くする事ができます。

もしメタルジグのアクションに反応がなければ、ただ巻きも有効です。

メタルジグ  お試し戦術

メタルジグで狙ってみると、次のような流れです。

  1. メタルジグを手前、少し沖側、一番沖側へキャスト、フリーフォールでボトムまで沈める(今回は最大6秒と仮定)。その際秒数をカウントし、秒数が異なる境目(ブレイク)を把握。
  2. メタルジグをブレイクよりも沖側へキャストし、ボトムまで沈め、スロージャークで探る。5~6回程ジャークした後、フォールで沈めて秒数をカウント。今回は3秒以内で落ちる棚が中層の目安。なるべくボトムを意識し探る。
  3. スロージャークで反応がなければ、リフト&フォールで中層~ボトムを探る。
  4. 2.~3.を様々な方向へ試す。
  5. 表層もスロージャーク、リフト&フォールで探る。
  6. 反応がない、あっても食い切らない場合は重さ、カラーを変更し、2.~5.を繰り返す。
  7. 反応がなければ、仕掛けを変更。

一般的なルアー

タチウオ釣りで使用されるルアー

シーバス・青物に用いられるルアーを使用した釣り方です。タチウオ専用ルアーを用いる必要はありません。

アクション

使用するルアー(ミノー・バイブレーション・スピンテールジグ)によってアクションは異なってきますが、基本はただ巻きがメインです。ただ巻きでも反応がなければ、一般的なテクニックであるトゥイッチストップ&ゴー、シンキングタイプのルアーでのリフト&フォールが有効です。

一般的なルアー  お試し戦術

一般的なルアーで狙ってみると、次のような流れです。

  1. バイブレーションを手前、少し沖側、一番沖側へキャスト、フリーフォールでボトムまで沈める(今回は最大6秒と仮定)。その際秒数をカウントし、秒数が異なる境目(ブレイク)を把握。
  2. バイブレーションをブレイクよりも沖側へキャストし、ボトムまで沈め、ただ巻き(ロッド角度の目安は時計4時から5時)。ハンドル10回転程した後、フォールで沈めて秒数をカウント。今回は3秒以内で落ちる棚が中層の目安。なるべくボトムを意識し探る。
  3. 中層~ボトムでリフト&フォールを試す。
  4. 表層でただ巻き、リフト&フォールを試す。
  5. 様々な方向へ試す。
  6. 反応がなければ、スピンテールジグに変更し、2.~5.を試す。
  7. 反応がなければ、ミノーに変更。ただ巻き、トゥイッチ、ストップ&ゴー、巻きスピードを変えて試す。
  8. 反応がなければ潜行深度・サイズ違いのミノーへ変更し7.を試す。
  9. 反応がなければ仕掛けを変える。

テンヤ

タチウオ釣りで使用されるテンヤ
出典:amazon.co.jp

タチウオで最も有名な釣法の1つです。軸の長い針とオモリが一体化した仕掛けです。簡単に言うと、大きなジグヘッドです。テンヤには餌またはワームをセットし使用します。

アクション

ただ巻き、リフト&フォールがメインになります。ただ巻きではルアーが一定した同じ層を泳いでいる事が重要です。ご自身がリールのハンドルを1秒に何回転させれば一定の層をキープして泳いでくるか意識してみてください。またより遅いスピードでルアーを引きたい際には、重さを軽くすることが有効です。

テンヤ  お試し戦術

テンヤで狙ってみると、次のような流れです。

  1. テンヤを手前、少し沖側、一番沖側へキャスト、フリーフォールでボトムまで沈める(今回は最大6秒と仮定)。その際秒数をカウントし、秒数が異なる境目(ブレイク)を把握。
  2. テンヤをブレイクよりも沖側へキャストし、ボトムまで沈め、ただ巻き(ロッド角度の目安は時計4時から5時)。ハンドル10回転程した後、フォールで沈めて秒数をカウント。今回は3秒以内で落ちる棚が中層の目安。なるべくボトムを意識し探る。
  3. 中層~ボトムでリフト&フォールを試す。
  4. 中層でただ巻きを試す。
  5. 表層でただ巻き、リフト&フォールを試す。
  6. 様々な方向へ試す。
  7. 反応がない、あっても食い切らない場合は、重さ、カラーを変更し、2.~6.を試す。
  8. 反応がなければ仕掛けを変更。

まとめ

大量に並べられたタチウオ

今回はタチウオ釣りに用いられる仕掛け(ワインド・ジギング・一般的なルアー・テンヤ)のアクション方法について紹介させて頂きました。

新しく試してみたいアクションや仕掛けはありましたでしょうか。

今回記載させて頂いたアクションはあくまでも1例になります。

いずれの仕掛けにおいても、ただ茫然とアクションさせるのではなく、釣り人が意図してアクションを行えば、次に行うアクションと明確に区別ができます。その中で、その日の当たりを見つけるとより良い釣果に結び付く可能性があります。

また釣果への1番の近道は色々な事を試す事です。試すと言ってもどのような攻め方があるのか、どう誘えばいいのか、新しく事を始める時はわからない事ばかりです。

その際この記事を見たことがきっかけに、別のアクションや仕掛けを試してみようと思うヒントになれば幸いです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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