こんにちは、早合わせしがちなとーまです。
冬から春の時期にかけて数釣りが楽しめるバチ抜けシーバスですが、
『バチ抜けしてるのに釣れない』
『周りは釣れてるけど自分は釣れない』
『ルアーの使い方・イメージが湧かない』とお困りではないでしょうか。
もしかすると、ルアーの種類や使い方を少し変えるだけで一機に釣果が上がるかもしれません。
僕自身シーバス釣りの経験が浅く、バチ抜けを初めて経験した当初はルアーの動かし方やイメージが湧かず、数釣りを楽しむ程の釣果を出す事はできませんでした。
特にバチ抜けシーバスは、ベイトフィッシュを意識しているシーバスとは誘い方が異なる為、ちょっとしたアプローチのコツを知っておく必要があります。
そこで今回はバチ抜け攻略に繋がる、有効なルアー・使い方・実際の例をご紹介したいと思います。
バチ抜けシーバスを釣りたい方の参考になれば幸いです。
では、どうぞ!
※なお「バチ抜けとは?」と気になった方も多いかと思いますが、複数のHPで記載されていましたので、今回は割愛させて頂きます。
バチ抜けにおすすめなルアー・使い方・実際の例については以下をご覧ください。
エリア10
ガイアから発売されているエリア10、リップレスのミノーです。
同じ100mmサイズでも、特徴が異なる4種類があります。
- エリア10:フローティング・3フック
- エリア10 FIX PLUS:シンキング・weight=10.5g・2フック・貫通ワイヤー・限定生産
- エリア10 EVO:シンキング・weight=11.5g・3フック・貫通ワイヤー
- エリア10 FIX:フローティング・weight=9g・2フック・貫通ワイヤー・固定重心
中でもバチ抜けでは「エリア10」を使用しています。
理由は「表層レンジを狙える」「デッドスローリトリーブでも微かにアクションが出せる」です。
エリア10の使い方 「ブルブル振動は出さない」
基本的には「ただ巻き」です。
個人的に意識している点は、ただ巻きのリトリーブ速度です。
アップクロスキャストした後、リトリーブ速度がその流れよりも早いか遅いかを特に意識しています。
もしルアーを巻いて、ブルブルと振動が伝わる場合はリトリーブ速度が速すぎる可能性があります。
糸ふけを回収するぐらいスローに巻くとバチの様なフワフワしたアクションになりますので、お試し下さい。
使い方
- アップクロスキャストからのただ巻き(デッドスロー・スロー・通常・ややファースト)
エリア10の実釣記録
エリア10が爆釣した際の実例です。
フィールドは河川、下げ始めからの実釣でした。河川のイメージとしては、海から3㎞程ほど上流へ向かった所で、川幅が約30m、水深は深い所で約2mの場所でした。流速は回転寿司ぐらいの速度です。数分経つと流れが効き始め、水面がポツリポツリ、雨が降ったように波紋が立ちました。シーバスが表層のバチを捕食している様子です。しばらくすると流速が少し早くなり、フィール120FGでシーバスを3匹程キャッチしました。その後、流速のピークが終わると、ヒットはピタリと止まってしまいました。ここで一枚レンジが入るエリア10に変更、アップクロスにキャストし、流速よりも少し早いぐらいのスピードでトレースするとヒットが得られました。その後も同様のパターンで連続ヒットが続きました。
この時の重要なポイントは下記でした。
- フローティングミノーのフワフワした浮遊感
- アップクロスキャスト
- 流速よりも少し早く巻く
個人的な使い所
- 流速が遅い時(回転寿司ぐらいの速度。もしくはそれ以下。)
- 表層にできらない時
フィール120FG
パズデザインから発売されているフィール120FG。細めのシルエットが特徴なルアー。
巻き抵抗は極めて少なく、アクションはI字形と呼ばれる真っ直ぐ進むアクションで若干お尻が揺れるイメージ。
表層に浮かぶ為、シンキングペンシルには出せないアクションとアプローチが可能です。
個人的に流れが緩い河川や運河、水深が浅い場所には行く時は必ず持参します。
バチ抜けにはかなり有効的な印象で、1本持っておいて損はないと思います。
フィール120FGの使い方 「引き波を意識」
基本的には「ただ巻き」です。
特に引き波が立つか立たないかを意識しています。
具体的にはアップクロスもしくはアップに投げ、流速よりも遅く、もしくは早く巻くリトリーブで引き波の有無を使い分けています。
個人的には流れが無い場所ではスローリトリーブ、流れがある場所ではややファーストリトリーブが有効な印象です。理由は不明ですが、流れが緩い場所ではより警戒心を与えないスローアクション、流れがある場所では食い気が立っている魚も多い為、多少のアクションが有効であると推察しています。
使い方
- アップクロスキャストからのただ巻き(スロー・通常・ややファースト)
フィール120FGの実釣記録
フィール120FGで釣れた際の実例です。
フィールドは河川、下げ始めからの実釣でした。河川のイメージとしては、海から3㎞程ほど上流へ向かった所で、川幅が約30m、水深は深い所で約2mの場所でした。 しばらくすると流れが走り始め、バチも流れ始めました。表層ではボイルが起り、シーバスの食い気が立っている状況。絶好の状況でフィール120SGをアップクロスへキャストし流すも全く反応がありません。レンジが深いもしくはリトリーブ速度が速すぎると判断し、フィール120FGに変更。今後はアップクロスで表層をスローに流すアプローチ、表層でも反応を得る事ができません。そこで同様のアプローチで今後はアピールする為、少し引き波が立つぐらいのリトリーブを試すとヒットを得る事が出来ました。
この時の重要なポイントは下記でした。
- アップクロスキャスト
- 流速よりも少し早く巻く
- 引き波を立てる
個人的な使い所
- 表層でボイルしている時
- 流れが少しある時(エスカレーターぐらい)
- バチがまばらな時
フィール120SG
パズデザインから発売されているフィール120SG。細めのシンキングペンシルです。
見た目は数あるシンキングペンシルの中でもかなり細く作られており、バチ抜けに最適なルアーです。
同様の長さでフローティングタイプのフィール120FGがあり、「沈めて狙う」「表層を狙う」の使い分けが可能です。
また長さ(重さも)が異なるモデルがあり、様々なシチュエーションに対応することが可能です。
SGシリーズ一覧
- フィール75SG:length=75mm weight=5g
- フィール100SG:length=100mm weight=7.4g
- フィール120SG:length=120mm weight=10g
状況によって使い分けするため、可能であれば両タイプ・各サイズを揃えて置きたいルアーです。
フィール120SGの使い方 「シンキングシリーズでレンジを変える」
基本的には「ただ巻き」です。
個人的に意識している点は、レンジです。
シンキングタイプのルアーの為、レンジを操作することが可能です。このレンジの違いによってヒット率が異なります。
レンジを操作する場合には、ルアーのウエイトやリトリーブ速度が重要になります。
例えば流れが緩やかな場所で表層をトレースしたい場合
重たいルアーを使う時はリトリーブ速度を速くします。
一方軽いルアーを使う時は、リトリーブ速度を遅くします。
このように、自分が意図したレンジをトレースできるルアーの重さをお試し下さい。
使い方
- アップクロスキャストからのただ巻き(ルアーの重さ・リトリーブ速度が重要)
フィール120SGの実釣記録
フィール120SGで釣れた実例です。
フィールドは運河、下げの途中からの実釣でした。河川のイメージとしては、川幅が約20m、水深は約1m30cmの場所でした。流速はしっかり流れており、人が歩くぐらいの速度です。ポイント到着時には既に運河一面にバチが抜け、至る所でボイルが出てていました。バチのサイズは10cm~15cmと言う事もあり、フィール120FGで表層を試しました。表層でボイルが出ているものの、全く反応がありませんでした。そこでフィール120SGへ変更。レンジを下げてみるとすぐにバイトを得る事ができました。この時のキャストはアップクロスキャスト。リトリーブ速度は流れと同調、流れに乗せて巻いてくるイメージです。この後も同様のパターンでヒットを得る事ができました。
この時の重要なポイントは下記でした。
- 水面で反応が無い場合は、ルアーを沈める
- バチが多い時は、ややアピールが必要
- アップクロスキャスト
- リトリーブ速度は流れと同調
個人的な使い所
- ボイルがあるが、表層で反応が無い時
- バチが多く、アピールが必要な時
まとめ
今回はバチ抜けに有効なルアーと使い方・実際の使用例をご紹介しました。
バチ抜けシーバスでは、激しく泳ぐルアーよりも動き過ぎないルアー選びが重要になってきます。理由はベイトフィッシュを捕食してるシーバスとは異なり、弱弱しく流れてくるバチを狙ってるからです。
キャスト方向関しては、河川では上流から下流へ流すアプローチが有効で、特に釣果に繋がるキャストでした。こちらもバチが上流から下流へ流れる事が理由です。
また河川の流れ・バチの量によって、攻めるレンジやリトリーブ速度が異なるので、状況に応じたルアー選びが必要です。
バチ抜けシーバスを攻略したい方は、是非それぞれのルアーをお試し下さい。
本日ご紹介した内容が釣果に繋がれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
イナッコ攻略に有効なシーバスルアーはこちらをチェック↓↓