シーバスフィッシングが大好きなとーまです。
主に河川で釣りをしていますが、『イナッコがベイトになっている状況で、ボイルは出るけどヒットしない』経験はありませんでしょうか?
僕自身、ヒットに持ち込めない経験は何度もあり、悔しい思いをしながら夜明けを迎え、帰路についたことがあります。
見えているが故に、非常に悔しいんですよね・・・。
今回は河川の居るけど釣れないイナッコ付きシーバスの攻略に役立つルアーをご紹介します。
次の釣行でいつもとは違う攻め方をする1つのアイデアとして、是非ご覧ください。
想定シチュエーション
一般的に河川でシーバスを狙われる際には変化がある場所として「橋の明暗」や「橋脚」、「シャローエリア」が釣り場として選択される事が多いかと思います。今回ご紹介するルアーも上記の変化にベイトであるイナッコが絡む場所を想定してます。 情報誌やネットに記載がある、まさに教科書通りの攻め方が可能なシチュエーションです。私も通常であればフローティングミノーやシンキングペンシル、バイブレーション等を使い分け狙う事が多いです。
ですが、王道が故に釣り人も多く、魚へのプレッシャーも高い場所になります。その為、上記のルアーでは中々反応を得ることが難しく、バイトすら得られない事も多い現状です。
一通りご自身がお持ちの選抜ルアーを試し、反応が得られない時、本日ご紹介する3つのルアーが今まで反応が無かった魚にスイッチを入れてくれる可能性があります。
- シチュエーションはイナッコがエサになっている河川。
- 橋の明暗・橋脚・シャローエリアがポイント
ポッキー120(アムズデザイン)
表層をドッグウォークで誘うペンシルベイト。水面で浮いた状態で使用する為、沈んでいく事はありません。サイズは120㎜と大きいながらも、大小シーバスのサイズを問わず、バイトを誘ってくれるルアーになります。重さは16gなので、一般的なシーバスタックルであれば、問題なく投げれる重量となっております。飛距離性能も高く、60m近く飛ばす事が可能です。個人的には【イナッコが表層をザワザワと泳いでいる事が確認できる時】や【ボイルが出ている時】、【ハクを捕食している時】などに有効と感じます。1つネックポイントがあるとすれば、向い風には弱い印象で、飛距離が減少します。向い風時には風を切って投げれるポポペン95F(JUMPRIZE)がオススメです。厳しい時ほどトップウォータープラグが釣果を出してくれるので、是非とも試してほしいルアーです。
ポッキー120の使い方 お試し戦術
使用方法は3パターンあります。
①ボイルが出ている時
- 10m程離れたところに投げる。
- ドッグウォークで誘う。
②ボイルは出ないけどイナッコがザワザワしている時(ブレイクがあるとより良いです)
- 20mほど上流に投げ、ゆっくりただ巻き。
- イナッコの近く、または群れの中に入った時にドッグウォーク。
③橋の明暗を狙うとき
- 明暗の上流側へ投げる。
- ゆっくりただ巻きし、下流側の明暗へルアー流す。
- 明暗へ入る瞬間にドッグウォーク。
ポッキー120 実釣記録
ポッキー120で釣れた際の実例です。
フィールドは河川。ベイトは 8㎝程のイナッコ。イナッコは引き波を出しながら泳いでおり、水面を意識したウェイク系ルアーや水面直下ルアーを流し込みますが、全く反応が得られませんでした。立ち位置を変え、アップストリーム・ダウンストリームと異なるアプローチを試しましたが、それでもバイトを得る事はできませんでした。最後に試したのが、ポッキー。対岸の明るい側へキャストし、暗い場所へ軽めのドッグウォークをさせながら流し込みました。そして暗い場所のブレイクを通過した瞬間バイトが得られ、キャッチとなりました。対岸へのキャストは何度もアプローチ済みで、他のルアーでは全く反応を得られない中でのキャッチとなりました。
この時の重要なポイントは下記でした。
- イナッコが水面を泳いでいる
- ブレイクの上を通す
- 明るい場所から暗い場所へ入れる
個人的な使い所
- 表層でボイルしているけど、全然釣れない時
グルービン65S(DAIWA)
シンキングペンシルとバイブレーションの2つの性能を備えたルアー。この2つの性能はリトリーブ速度を変える事によって使い分ける事ができ、早くリトリーブした際にはバイブレーションのようなブルブルとしたアクション、ゆっくりリトリーブした際にはシンキングペンシルのようにユラユラとアクションします。また沈むタイプのルアーなので、【表層系やフローティングタイプのルアーを使用しても反応が無い時】、【水中でシーバスが捕食している姿が目視出来た時】【ボイルは見えないけど、ボラがざわついてる時】に使用しています。リトリーブの速度変化だけで使用できるので、使い勝手が凄くいいです。
グルービン65Sの使い方 お試し戦術
使用方法は3パターンあります。
①上流側の明暗を攻める時
- 明暗の上流側へ投げて沈める。
- 明暗と並行になるぐらいを、ファーストリトリーブ、スローリトリーブの2パターン試す。
- 2と同様のコースをファーストリトリーブとスローリトリーブを組み合わせて使用する。
②下流側の明暗を攻める時
- 下流側10mくらいに投げて沈める。
- 明暗に向かってブルブルアクションが出るくらいのスピードで巻く。
③橋脚のヨレを狙うとき
- ヨレよりも10m程奥に投げて沈める。
- ヨレに向かってファーストリトリーブ、スローリトリーブの2パターン試す。
グルービン65S 実釣記録
グルービン65Sで釣れた際の実例です。
フィールドは河川、下げ5分からの実釣。河川のイメージとしては川幅は20m程、水深は1.7m程の場所になります。水色は雨の影響で笹濁り、橋脚の後ろにはいヨレがでて、緩やかに渦を巻いていました。ベイトは7㎝程のイナッコで、あちこちを泳ぎ回っている状態でした。試しにスーサンを橋脚のヨレや壁際、明暗を巻いてみましたが反応はありません。次にルアーをグルービンに変更、橋脚のヨレの2m後ろへキャストし、1秒程沈めて巻くとヨレの中でバイトを得る事ができ、キャッチとなりました。この時のリトリーブ速度はルアーがブルブルならない程度の巻き速度です。グルービンはこの時の巻き速度では、フラフラするアクションとなり、ヨレに入るとルアーは少し不規則な動きになります。先発のスーさんでも同様のアプローチをしていましたが、シーバスは無反応。グルービンでの中層アプローチが効いたのかもしれません。
この時の重要なポイントは下記でした。
- 橋脚のヨレに直角に通す
- 中層を通す
- フラフラアクション
個人的な使い所
- 橋脚のヨレで表層では反応が無い時
ジグザグベイト60S(POZIDRIVE)
リップが付いていないタイプのルアー。巻き抵抗が無いため初めは使いずらいかもしれませんが、一度慣れれば攻略の幅を一機に広げてくれるルアーです。特徴としては、ただ巻きではユラユラアクション、ロッドをジャークすると横にスライドするアクションが発動します。このスライドが強烈に有効と感じます。連続で使用したり、ただ巻きと組み合わせて使用しています。アクションは日中や水がきれいな場所で確認しておくことをおすすめします。また飛距離も安定しています。個人的には【明暗でルアーを見切られる時】や【近距離戦】で使用しています。
ジグザグベイト60Sの使い方 お試し戦術
使用方法は2パターンあります。
① 上流側の明暗を攻める時
- 明暗の上流側へ投げて沈める。
- 明暗と並行になるぐらいを、リトリーブとジャークを組み合わせながら行う。
②明暗部の暗を攻める時
- 明暗の上流側へ投げて沈める。
- 暗い方へ流しながら、リトリーブ。
- 時折連続ジャークで誘う。
ジグザグベイト60S 実釣記録
ジグザグベイト60Sで釣れた際の実例です。
フィールドは幅12m程の水路、明暗が効いている場所です。ベイトは7㎝程のイナッコ、水色は澄んでいました。水位の変化によってイナッコは明暗を出入りしており、その都度シーバスのボイルが出る状況でした。しばらくミノー、シンペン、バイブを試しましたが無反応でした。途中ジグザグベイト60に変更し、試しに橋下の暗い場所へキャスト。1秒沈めスローリトリーブ中に数回トゥイッチ、スライドアクションが出た瞬間にバイトが得られました。その後も同じパターンでヒットが続きました。直線的な動きやドリフトが通用しない時、至近距離戦(ルアーを十分巻ける距離が無い時)では不規則なスライドアクションが特に有効でした。
この時の重要なポイントは下記でした。
- リトリーブ距離が短い時はルアーのアピール時間が少ない
- スローリトリーブで見せて魚を寄せる
- トゥイッチによるスライドアクションで食わせる
個人的な使い所
- ただ巻き、ドリフトが通用しない時
- 至近距離戦
まとめ
今回は河川でイナッコを食べているシーバスを釣るオススメのルアーをご紹介しました。
使ってみたいルアー、攻め方はありましたでしょうか。
一概にどこの河川でも通用するとは言い難いですが、シーバスを釣る上では欠かせない必須の1軍ルアーとなっております。
特にポッキーを使用した釣り方はバイトが目で見える為、非常にエキサイティングで楽しい釣りが展開できます。
また本日ご紹介したルアーは比較的どこのお店でも通常価格で入手が可能かと思います。
是非、上記のルアーで釣れなかったあの悔しい思いを楽しい思い出に変えて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お役に立てれば幸いです。
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